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中古住宅を安心して購入する方法|既存住宅売買瑕疵保険への加入

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中古住宅を安心して購入する方法|既存住宅売買瑕疵保険への加入

中古住宅は新築よりも費用が抑えた価格で販売されているため、購入の候補の一つとして考えることがあります。
しかし、新築でないため欠陥があるのではないかと不安を持ちやすいもの。
万が一のトラブルから守ってもらえる保証があれば心強いですよね。
この記事では、中古住宅のための既存住宅売買瑕疵保険の特徴や注意点をご紹介します。

既存住宅売買瑕疵保険とは

新築物件は、住み始めてから気づいた欠陥に対処するための保険である「住宅瑕疵担保責任保険」の加入が義務付けられています。
一方で、中古物件の欠陥に備えるための保険が「既存住宅売買瑕疵保険」です。

契約タイプは2種類

既存住宅売買瑕疵保険は2種類ありますが、保証範囲に差はありません。
売主が個人であれば個人間売買タイプ、売主が宅建業者であれば宅建業者販売タイプの保険契約が可能です。
保険は買主からの依頼で加入することもできます。
買主側から既存住宅売買瑕疵保険の加入を検討したい場合は、不動産会社に相談してみましょう。

保証期間・保証範囲

保険の契約タイプにより保証期間が異なるので注意しましょう。
契約タイプ 個人間売買タイプ 宅建業者販売タイプ
保証期間 1年・5年 2年・5年
保証範囲 基本構造部分
※構造上主要な部分、外壁、屋根などの雨水の浸入を防止する部分
受け取れる保険金の算出方法は契約する保険会社ごとに違いがあります。
保険が適用される箇所はどちらのタイプでも同じです。

保険加入のメリット

既存住宅売買瑕疵保険に加入した住宅にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
 万が一、欠陥があった場合は保険金がもらえる
 すまい給付金の対象住宅になる
住宅に欠陥があった場合は、保険会社から修理費や検査費、仮住まい費用を含めた保険金がもらえます。
「すまい給付金」は最大で50万円も支給される制度で、2021年12月までの期間限定となっています。
給付対象となるためには収入の規定などもクリアする必要がありますが、給付金がもらえるのは嬉しいですね。

既存住宅売買瑕疵保険への加入の注意点

中古住宅購入の頼もしい存在とも言える既存住宅売買瑕疵保険ですが、注意しなくてはいけないことがあります。
 引き渡し前に契約しなくてはいけない
 検査費用がかかる
 保証されない項目がある
 保険金支払いに上限がある
保証範囲が基礎構造部分となっているので、対象外の箇所に欠陥があっても保険金がもらえません。
また、保険金の支払いに上限があり欠陥があまりにも酷いと、保険金でカバーできない可能性もあります。

まとめ

中古住宅の購入者を守るために既存住宅売買瑕疵保険ができました。
 売主により契約タイプが異なる
 欠陥があった場合に保険金がもらえる
 保証範囲に限りがある
最長で5年も保証期間があるので、既存住宅売買瑕疵保険の加入した住宅は安心して購入候補として考えられますね。
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